経済指標カレンダーを見ていると、雇用統計の数日前に「JOLTS求人件数」ってやつが出てきますよね。
僕も最初は「なんて読むの?」「雇用統計と何が違うの?」状態でした。しかも夜11時ごろにドル円がピクッと動くので、知らずにポジションを持っていてヒヤッとしたこともあります。
この記事は、JOLTSの発表があるたびに最新の数字へ書き換えていく「随時更新ページ」です。前半で最新の結果と推移、後半でJOLTSの基礎と発表前後の立ち回りをまとめています。
最終更新:2026年10月4日(2026年8月分を反映)
今回の変更点(2026年10月4日更新)
- 2026年8月分の求人件数は707.9万件。 市場予想(723万件)を約15万件下回り、7月から25.6万件減りました
- 7月分は727.1万件 → 733.5万件へ6.4万件の上方改定。 前月が上に直された分、8月の落ち幅が大きく見えています
- 採用は519.2万件と横ばい。自発的離職率は1.9%で変わらず、レイオフ率は1.1%→1.0%に低下
- 求人は減ったが、辞める人・切られる人は増えていない。「募集の張り紙は減らしたけど、人は切っていない」という形です
- 記事を随時更新型に作り直し、1年分の推移表と「発表時の数字といまの数字」の比較を追加しました

最新の結果(2026年8月分)
| 項目 | 2026年8月分 | 2026年7月分(改定後) | 変化 |
|---|---|---|---|
| 求人件数 | 707.9万件 | 733.5万件 | −25.6万件 |
| 求人率 | 4.3% | 4.4% | −0.1pt |
| 採用件数 | 519.2万件 | 514.6万件 | +4.6万件 |
| 自発的離職 | 306.6万件 | 308.9万件 | −2.3万件 |
| 自発的離職率 | 1.9% | 1.9% | 横ばい |
| レイオフ・解雇 | 164.1万件 | 170.2万件 | −6.1万件 |
| レイオフ率 | 1.0% | 1.1% | −0.1pt |
| 結果 | 市場予想 | 差 | |
|---|---|---|---|
| 求人件数(8月分) | 707.9万件 | 723万件 | −15.1万件 |
出典:U.S. Bureau of Labor Statistics「Job Openings and Labor Turnover — August 2026」(2026年9月29日発表)、FRED(JTSJOL、JTSJOR、JTSHIL、JTSQUL、JTSQUR、JTSLDL、JTSLDR)。市場予想は FXStreet の報道(2026年9月29日)による。
数字はすべて季節調整済み。8月分はまだ一度も改定されていない「速報」なので、来月の発表で書き換わる可能性があります。
発表直後のドル円(2026年9月29日 23:00)

| タイミング | ドル円 |
|---|---|
| 発表直前(22:59) | 157.142 |
| 発表後15分間の高値 | 157.226 |
| 発表後15分間の安値 | 157.070 |
| 発表15分後(23:15) | 157.161 |
1年分の推移(2025年9月〜2026年8月分)
| 対象月 | 求人件数 | 求人率 | 採用件数 | 自発的離職 | 自発的離職率 | レイオフ・解雇 | レイオフ率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025年9月 | 716.9万 | 4.3% | 524.4万 | 299.0万 | 1.9% | 181.6万 | 1.1% |
| 2025年10月 | 717.0万 | 4.3% | 518.0万 | 298.0万 | 1.9% | 189.1万 | 1.2% |
| 2025年11月 | 684.6万 | 4.1% | 501.9万 | 311.9万 | 2.0% | 166.0万 | 1.0% |
| 2025年12月 | 655.0万 | 4.0% | 527.2万 | 322.5万 | 2.0% | 166.6万 | 1.1% |
| 2026年1月 | 724.0万 | 4.4% | 534.7万 | 313.1万 | 2.0% | 166.0万 | 1.0% |
| 2026年2月 | 692.2万 | 4.2% | 489.9万 | 304.6万 | 1.9% | 171.4万 | 1.1% |
| 2026年3月 | 688.7万 | 4.2% | 553.5万 | 316.0万 | 2.0% | 188.4万 | 1.2% |
| 2026年4月 | 758.5万 | 4.6% | 521.5万 | 304.3万 | 1.9% | 166.7万 | 1.0% |
| 2026年5月 | 753.7万 | 4.5% | 525.2万 | 315.3万 | 2.0% | 176.1万 | 1.1% |
| 2026年6月 | 718.2万 | 4.3% | 533.2万 | 321.3万 | 2.0% | 178.5万 | 1.1% |
| 2026年7月(改定) | 733.5万 | 4.4% | 514.6万 | 308.9万 | 1.9% | 170.2万 | 1.1% |
| 2026年8月 | 707.9万 | 4.3% | 519.2万 | 306.6万 | 1.9% | 164.1万 | 1.0% |
出典:U.S. Bureau of Labor Statistics, JOLTS(FRED:JTSJOL、JTSJOR、JTSHIL、JTSQUL、JTSQUR、JTSLDL、JTSLDR)。単位は件、季節調整済み。数字は2026年10月時点の改定後の値で、発表当日の数字とは違う月があります(次の章)。
1年を通して見ると、求人件数は650万〜760万件の間を行ったり来たりしています。2026年4〜5月に750万件台まで盛り上がったあと、夏にかけて少しずつ下がってきた、という流れです。
一方で、採用は500万件前後、自発的離職は300万件前後、レイオフは160万〜190万件と、どれもほとんど動いていません。「求人の数は揺れるけど、実際に人が入れ替わる量は増えも減りもしない」状態が1年続いています。
発表時の数字と、いまの数字(改定のクセ)

| 対象月 | 発表時(初値) | いまの値(改定後) | 改定幅 |
|---|---|---|---|
| 2025年9月 | 765.8万 | 716.9万 | −48.9万 |
| 2025年10月 | 767.0万 | 717.0万 | −50.0万 |
| 2025年11月 | 714.6万 | 684.6万 | −30.0万 |
| 2025年12月 | 654.2万 | 655.0万 | +0.8万 |
| 2026年1月 | 694.6万 | 724.0万 | +29.4万 |
| 2026年2月 | 688.2万 | 692.2万 | +4.0万 |
| 2026年3月 | 686.6万 | 688.7万 | +2.1万 |
| 2026年4月 | 761.8万 | 758.5万 | −3.3万 |
| 2026年5月 | 759.4万 | 753.7万 | −5.7万 |
| 2026年6月 | 735.9万 | 718.2万 | −17.7万 |
| 2026年7月 | 727.1万 | 733.5万 | +6.4万 |
| 2026年8月 | 707.9万 | 707.9万 | まだ改定なし |
出典:U.S. Bureau of Labor Statistics, JOLTS(FRED:JTSJOL。発表当日の値と、2026年10月時点の値を比較)
JOLTSはあとから数字がけっこう書き換わる指標です。2025年の秋ごろは、発表時より50万件近く下に直された月が続きました。逆に2026年1月は約29万件、上に直されています。
天気予報で「明日は晴れ」と言っていたのに、翌日の記録を見たら曇りだった、みたいなものです。発表当日に相場が反応するのは「予報」のほう。だから「今月の数字」と「先月がどう直されたか」をセットで見るのがコツかと。

今回も、8月分の落ち幅(−25.6万件)のうち6.4万件ぶんは「7月が上に直された」せい。ヘッドラインの「大きく減った」をそのまま信じると、少し大げさに受け取ることになります。
基調:3ヶ月平均と「求人1件あたりの採用」
単月は振れるので、3ヶ月平均でならして見ます。
| 時点 | 求人件数の3ヶ月平均 |
|---|---|
| 2026年4月 | 713.1万件 |
| 2026年5月 | 733.6万件 |
| 2026年6月 | 743.5万件 |
| 2026年7月 | 735.1万件 |
| 2026年8月 | 719.9万件 |
出典:FRED(JTSJOL)の改定後の値から計算
6月をピークに、3ヶ月平均は2ヶ月続けて下がっています。ただ、2ヶ月だけで「人手不足が終わった」とまでは言えません。9月分も下がって3ヶ月連続になるかどうかが、次の見どころです。
もうひとつ見ておきたいのが、前月末の求人1件に対して、翌月に何人採用されたか。8月の採用519.2万件を、7月末の求人733.5万件で割ると、約0.71人です(2026年8月)。
お店にたとえると、「スタッフ募集」の張り紙は出ているのに、実際に採用まで進むのは張り紙10枚につき7人くらい、という状態。企業は「いい人がいれば採りたい」と募集は出しつつ、採用には慎重になっている、と読めます。
関連する景気の数字
| 指標 | 最新値 | 対象期間 | メモ |
|---|---|---|---|
| 非農業部門雇用者数(前月差) | +2.9万人 | 2026年9月 | 8月は+13.3万人 |
| 失業率 | 4.2% | 2026年9月 | 8月の4.1%から上昇 |
| ADP民間雇用者数(前月差) | +9.0万人 | 2026年9月 | 8月は+3.6万人 |
| 新規失業保険申請件数 | 19.7万件 | 2026年9月26日の週 | 20万件前後で落ち着いている |
出典:雇用者数・失業率は U.S. Bureau of Labor Statistics(FRED:PAYEMS、UNRATE)、新規失業保険申請件数は U.S. Department of Labor(FRED:ICSA)。ADPは Automatic Data Processing, Inc.「ADP National Employment Report」(FRED:ADPMNUSNERSA)。
JOLTS(8月分)のあとに出た9月の雇用統計は、雇用者数が+2.9万人と弱めでした。求人の減少と、雇用者数の伸びの鈍さは同じ方向を向いています。
一方で、レイオフ率は1.0%、新規失業保険申請件数も20万件前後と、「会社が人を切り始めた」サインはまだ出ていません。 採用が鈍いけど解雇も少ない、という形が続いています。
雇用統計の最新結果は「雇用統計の最新結果と推移」で毎月更新しています。
市場とFRB
FRBは9月のFOMCで政策金利の上限を3.75%から4.00%へ引き上げました(FRED:DFEDTARU)。利上げの主役は雇用ではなく物価で、コアPCEは前年比3.01%(2026年8月)と2%目標を上回ったままです。
そこに、JOLTS(8月分)の予想割れと9月雇用統計の弱さが続きました。米2年債利回りは4.88%(2026年9月30日)から4.78%(2026年10月1日)へ下がっていて、追加利上げへの見方は少し後退しています(FRED:DGS2)。
FRBから見ると、物価はまだ高いのに、労働市場の熱は少しずつ冷めてきたという板挟みです。
- 物価を重く見る人は「レイオフは増えていない。労働市場は崩れていない」として、追加利上げの余地を残したがる
- 雇用を重く見る人は「求人も雇用者数も鈍ってきた」として、様子見したがる
次のFOMCは10月27〜28日です。FRBメンバー一人ひとりのタカ派・ハト派の温度感は「FRBメンバーのタカ派・ハト派一覧」で、物価側の数字は「PCEデフレータの最新結果と推移」で追っています。
次回の発表で見るポイント
次回(2026年9月分)は2026年11月3日(火)米東部時間10:00、日本時間11月4日(水)0:00に発表予定です。
米国は11月1日に冬時間へ切り替わるので、いつもの23:00ではなく深夜0:00です。 23時に構えていると肩透かしになるので注意してください。
| 項目 | 市場予想 | 前回(8月分) |
|---|---|---|
| 求人件数 | 発表が近づいたら追記 | 707.9万件 |
| 自発的離職率 | — | 1.9% |
| レイオフ率 | — | 1.0% |
出典:発表予定日は U.S. Bureau of Labor Statistics「Job Openings and Labor Turnover — August 2026」の末尾から。
見るポイントは4つです。
- 8月分の707.9万件がどう改定されるか。 下に直されれば「冷え込み」の確度が上がり、上に直されれば今回の落ち込みは割り引いて見ます
- 3ヶ月平均が3ヶ月連続で下がるか。 下がれば、求人の減少は一時的な振れではなく流れと言いやすくなります
- レイオフ率が1.0%から上がるか。 求人が減っても解雇が増えなければ「慎重になっただけ」。解雇が増え始めたら要注意です
- 自発的離職率が1.9%を割り込むか。 辞める人が減る=転職で給料が上がりにくい=賃金発のインフレ圧力が弱まる、という流れにつながります
JOLTS求人件数とは?ひと言でいうと「アメリカの人手不足メーター」
ここからは基礎編です。
JOLTS求人件数とは、アメリカ労働省労働統計局(BLS)が毎月発表する「企業が募集中のポスト(求人)の数」です。
正式名称は「Job Openings and Labor Turnover Survey(求人労働異動調査)」。頭文字をとってJOLTSです。

読み方は「ジョルツ」。僕はしばらく「ジョルトス」って読んでました…。
数えているのは「月末時点で埋まっていない求人」
JOLTSの求人件数は、その月の最終営業日の時点で、まだ人が決まっていないポストを数えたものです。
ただし、何でもカウントされるわけではなく、BLSは次の3つを満たすものだけを「求人」としています。
- 具体的なポストがあり、仕事が実際にある
- 30日以内に働き始められる
- 社外から人を採るために、実際に募集活動をしている
約1万6千の事業所(民間企業や政府機関)へのアンケートがベースなので、「求人サイトの掲載数」とは別物かと。
求人件数以外に載っている数字
| 項目 | 意味 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 求人件数 | 募集中のポスト数 | 企業の「人が欲しい度」 |
| 採用件数 | その月に採用された人数 | 実際に雇われたか |
| 自発的離職 | 自分から辞めた人数 | 「辞めても次がある」自信 |
| レイオフ・解雇 | 解雇・雇い止めの人数 | 景気悪化のサイン |
FXでニュースになるのはほぼ「求人件数」ですが、FRB(アメリカの中央銀行)の人たちは自発的離職もかなり気にしています。辞める人が多い=転職で給料が上がりやすい=インフレにつながりやすい、という理屈です。
自発的離職とレイオフは、セットで見ると意味がはっきりします。
| 自発的離職率 | レイオフ率 | 読み方 |
|---|---|---|
| 下がる | 横ばい | 働く人が慎重になっただけ |
| 下がる | 上がる | 企業が人を切り始めた本物の悪化 |
発表はいつ?日本時間は夜11時か深夜0時
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表頻度 | 毎月1回 |
| 発表時刻(米国時間) | 午前10:00 |
| 日本時間(夏時間:3月〜11月上旬) | 23:00 |
| 日本時間(冬時間:11月上旬〜3月) | 24:00(翌0:00) |
| 対象月 | 約2か月前の月(例:9月末発表=8月分) |
| 発表のタイミング | 火曜日が多い。雇用統計の数日前になりやすい |
ポイントは、JOLTSは「2か月前の月」のデータだということ。雇用統計(前月分)よりも1か月古いんです。
アメリカの政府機関が閉鎖(予算が通らず役所が止まる状態)になると、BLSの統計も発表が延期されます。2025年秋の政府閉鎖でも、JOLTSを含む雇用関連の統計がずれ込みました。「今月JOLTS出てなくない?」と思ったら、経済指標カレンダーで日程を確認するのがおすすめです。
古いデータなのにドル円が動く理由
理由はシンプルで、FRBが利上げ・利下げを決めるときに見ている数字だからです。
- 求人件数が多い → 企業が人を取り合っている
- 人の取り合い → 給料が上がりやすい
- 給料が上がる → モノやサービスの値段も上がりやすい(インフレ)
- インフレが心配 → FRBは利下げしにくい(金利が高いまま)
- アメリカの金利が高いまま → ドルが買われやすい → ドル円は上がりやすい
逆に求人件数が減っていくと「人手不足が解消してきた → 利下げしやすい(利上げしにくい) → ドル売り」と連想されやすくなります。
雇用統計との違いは「需要側」を見ていること
| JOLTS求人件数 | 雇用統計(非農業部門雇用者数など) | |
|---|---|---|
| 見ているもの | 企業の「人が欲しい」気持ち(需要) | 実際に何人雇われたか(結果) |
| 対象月 | 2か月前 | 前月 |
| 相場への影響 | 中くらい | 特大 |
| 発表のタイミング | 雇用統計の数日前が多い | 原則 第1金曜 |
JOLTSは雇用統計の「前哨戦」として見られることが多いです。求人が急に減っていれば「雇用統計も弱いかも」と先読みされて、その週のドルの流れを作ることがあります。
トレーダーとしての使い方【ビビリ流】
結果を見る順番
- 求人件数を予想と比べる。 数万件の差なら誤差、10万件を超えるとサプライズ扱いされやすいです
- 前月分の改定を見る。 「今月は予想どおり、でも前月が大きく下方修正」だと、ドルが売られることもあります
- 自発的離職率とレイオフ率を見る。 求人が減っても、レイオフが増えていなければ「悪化」とまでは言えません
- 同じ時刻の他の指標を確認する。 米国時間10:00は、ISMや消費者信頼感指数と重なることがあり、ドル円がどっちに反応したのか分かりにくくなります
ドル円の反応はどれくらい?
僕の体感では、JOLTS単体の反応は雇用統計やCPIほど大きくないけど、無視できるほど小さくもないという中くらいのポジションです。
特に反応が大きくなりやすいのは、予想から大きく外れたとき、市場のテーマが「雇用」になっているとき、雇用統計の直前でみんなが先読みしたがっている週です。逆に、市場の関心がインフレや関税・地政学など別のテーマに向いているときは、予想から多少ズレてもあっさり流されることが多いです。

求人の数字だけ見ると「まだ強い」。でも辞める人も雇われる人も少ない。どっちの顔を相場が見るかで反応が変わるので、ヘッドラインだけで飛びつかないようにしてます。
発表前後の立ち回り
僕はUSD/JPYの1分足スキャルピングがメインですが、JOLTSの発表前後はこうしています。
① 発表の前後5分はノーポジ。 発表直後は値動きが一瞬で数十pips飛ぶこともあるし、スプレッドが広がったり、注文が思った値段で通らなかったり(スリッページ)します。「上か下か当ててやろう」はギャンブルなので、発表の前にポジションを閉じて、発表後5分はチャートを見るだけ。チキンでいいんです。
② 保有中なら損切り注文を必ず入れておく。 どうしてもポジションを持ったまま発表をまたぐ場合は、逆指値(損切り注文)を入れておくのが最低ライン。「発表を見てから決める」は、間に合わないことが多いです。
③ 発表後は「流れが落ち着いてから」乗る。 1分足で見ると、発表直後の上下のヒゲが落ち着いて、方向が出てきてからの方がエントリーの根拠を作りやすいです。飛び乗って高値づかみするよりは、乗り遅れた方がマシかと。

指標で一発当てたいときほど、あとで振り返ると負けトレードになってる。僕の場合はそうでした。
更新履歴
| 更新日 | 反映した月 | 内容 |
|---|---|---|
| 2026年9月28日 | 2026年7月分 | 公開 |
| 2026年10月4日 | 2026年8月分 | 8月分を反映。随時更新型に作り直し、1年分の推移表・改定の比較・3ヶ月平均を追加 |
よくある質問
Q. JOLTS求人件数の最新の結果は?
2026年8月分(2026年9月29日発表)は707.9万件でした。市場予想の723万件を約15万件下回り、7月分(改定後733.5万件)から25.6万件減っています。
Q. JOLTS求人件数とは何ですか?
アメリカ労働省労働統計局(BLS)が毎月発表する「企業が募集している求人の数」です。月の最終営業日の時点で埋まっていないポストを数えたもので、アメリカの人手不足の度合い(労働需要)を見るための指標です。
Q. JOLTSは何と読みますか?
「ジョルツ」と読みます。正式名称Job Openings and Labor Turnover Survey(求人労働異動調査)の頭文字です。
Q. JOLTS求人件数はいつ発表されますか?
毎月1回、米国時間の午前10時に発表されます。日本時間では夏時間が23時、冬時間が深夜0時です。約2か月前の月のデータで、雇用統計の数日前の火曜日に発表されることが多いです。次回(2026年9月分)は日本時間2026年11月4日0:00の予定です。
Q. JOLTS求人件数が増えるとドル円はどうなりますか?
一般的には、求人件数が予想より多いと「労働市場が強い → 賃金とインフレが下がりにくい → FRBが利下げしにくい」と連想され、ドル買い(ドル円上昇)になりやすいです。ただし、そのときの相場のテーマや同時刻の他の指標によって反応は変わります。
Q. JOLTS求人件数と雇用統計の違いは何ですか?
JOLTSは企業の「人が欲しい」という需要側を、雇用統計は実際に何人雇われたかという結果を見ています。JOLTSは2か月前のデータ、雇用統計は前月のデータで、相場への影響は雇用統計の方が大きいのが一般的です。
Q. JOLTSの数字はあとで変わりますか?
変わります。発表の翌月に前月分が改定され、毎年の年次改定でも過去分がまとめて見直されます。2025年9月分・10月分は、発表時から約50万件下方修正されました。
Q. JOLTS求人件数の発表が延期されることはありますか?
あります。アメリカの政府機関が閉鎖された場合など、BLSの統計発表が延期されることがあります。発表予定は経済指標カレンダーで事前に確認しておくと安心です。
まとめ:JOLTSは「雇用統計の前哨戦」。知っておくだけで事故が減る
- 2026年8月分の求人件数は707.9万件。予想(723万件)を下回り、3ヶ月平均は2ヶ月続けて低下
- ただしレイオフ率は1.0%と低いまま。「募集は減らしたが、人は切っていない」状態
- JOLTSは改定が大きい。今月の数字と、前月がどう直されたかをセットで見る
- 発表は日本時間23:00(夏)/24:00(冬)。次回9月分は11月4日0:00
- 初心者は発表前後5分はノーポジ、保有中なら損切り注文を必ず入れておく
JOLTSは「これで大きく取る指標」というより、「知らずにポジションを持っていて事故る」のを防ぐために知っておく指標だと僕は思っています。このページは毎月の発表後に更新するので、次のJOLTSの前にまた見に来てください。

ビビリでいいんです。指標の時間を知ってるだけで、避けられる負けは確実にあるので。

