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FX損切りルールの決め方完全ガイド

 

5年目でようやく月5万円超えを安定的にいまのところ9か月連続で実現したちきトレが教える損切りの本質

「損切りってどこでするのが正解なの?」 「損切りしたら負けた気がして、つい我慢してしまう…」

FXを始めたばかりのころ、わたしも同じ悩みを抱えていました。 損切りのルールを決められず、ズルズルとポジションを保有し続けた結果、ある日口座残高が半分以下になっていた――そんな苦い経験があります。

しかし今は、損切りルールを明確に決めたことで、9か月連続で月次黒字を維持できています。(あまり自慢にはならない額ですが…)

この記事では、実際に稼いでいるトレーダー視点で「損切りルールの決め方」を徹底的に解説します。

この記事でわかること

損切りとは何か・なぜ必要なのか 損切りできない心理的な理由とその克服法 具体的な損切りラインの決め方3パターン 損切り注文(逆指値・OCO)の設定方法 損切り貧乏にならないためのコツ


損切りとは?FX初心者でもわかる基本の意味

損切り(ロスカット)とは、含み損が出ているポジションをあえて決済して、損失を確定させる行為のことです。

例えば、ドル円を150円で買ったあとに148円まで下落したとき、「もう戻らない」と判断して148円で売って2円分の損失を確定させる――これが損切りです。

損切りをしないとどうなるのか

損切りをしない最大のリスクは「塩漬けポジション」です。

含み損を抱えたまま持ち続けると、証拠金が減り続け、最終的には強制ロスカット(口座ごとリセット)になる危険性があります。

【実体験】わたしが損切りしなかった結果、2021年初頭にドル円のショートを塩漬けにし続けた結果、想定損失の5倍以上の損失を被りました。あの経験から「損切りは最大の防衛策」という考えが徹底的に染み込みました。

損切りと強制ロスカットの違い

自分で行う損切り 強制ロスカット
タイミング 自分で選択できる 業者が自動で決済
損失額 ルール内の予定損失 想定外の大損失になる可能性
精神的影響 自分でコントロール感あり 強烈なメンタルダメージ

なぜ損切りできないのか?FXトレーダーが陥る心理

「わかってはいるけど、損切りできない」という方は多いはずです。これは意志の問題ではなく、人間の心理として自然な反応です。

①プロスペクト理論:損失回避バイアス

行動経済学のプロスペクト理論によると、人は「1万円を得る喜び」より「1万円を失う苦痛」のほうを約2倍強く感じます。 損失を確定させることへの心理的抵抗は、利益を得る喜びの約2倍も強い――これが損切りできない根本的な理由です。

②サンクコスト効果:「もったいない」の罠

「ここまで我慢したんだから、もう少し待てば戻るかも」という思考がサンクコスト効果です。 すでに失った損失は取り戻せませんが、人はそれを「まだ取り戻せる可能性がある」と思い込みやすいのです。

③損切りをすると「負けを認めた気がする」

損切りは「負け」ではありません。 損切りは「想定外の動きに対して、ルール通りに対応した正しい行動」です。

ちきトレ流の考え方:損切りは「防御」ではなく「次のエントリー資金を守る行為」。損切りをしっかりできたときこそ、プロのトレーダーに一歩近づいたと考えましょう。


FX損切りルールの決め方【3つの方法】

損切りのルールを決める方法は主に3つあります。自分のトレードスタイルに合った方法を選んでください。

方法①:pips(値幅)で損切りラインを決める

最もシンプルな方法が「pips数」で損切りラインを決める方法です。

トレードスタイル 目安の損切り幅 保有時間の目安
スキャルピング 3〜10pips 数秒〜数分
デイトレード 10〜30pips 数時間
スイングトレード 30〜100pips 数日〜数週間

▼ちきトレの場合(1分足EMA9スキャルピング) わたしが使っている損切り幅は「5〜7pips」です。エントリー直後に逆方向に5pips動いたら迷わず切ります。

方法②:損失額(金額)で損切りラインを決める

「1回のトレードで失っていい金額」を先に決めて、そこから逆算してpips数を出す方法です。

【計算例】 口座残高:50万円 → 1回の許容損失:5,000円(残高の1%) ロット:1万通貨(ドル円)の場合、1pip = 100円 → 5,000円 ÷ 100円 = 50pips が損切りライン

重要ポイント:1回のトレードの損失は口座残高の1〜2%以内が鉄則です。これを守るだけで、連敗しても口座が死なない設計になります。

方法③:テクニカル分析(サポート・レジスタンス)で決める

チャートの節目(サポートライン・レジスタンスライン)を基準に損切りラインを決める方法です。

【買いエントリーの場合】

  • 直近の安値(サポートライン)より数pips下に損切り設定
  • 移動平均線(EMAなど)を下抜けたら損切り
  • チャネル下限を割り込んだら損切り

【売りエントリーの場合】

  • 直近の高値(レジスタンスライン)より数pips上に損切り設定
  • 移動平均線を上抜けたら損切り

損切り注文の設定方法【逆指値・OCO注文】

損切りルールを決めても、実際にエントリー時に注文設定していなければ意味がありません。 FXには、損切りを自動化するための便利な注文方法があります。

①逆指値注文(ストップオーダー)

「価格がこのラインを割ったら自動的に損切りしてください」という注文方法です。

【設定手順(例:ドル円150.00で買いエントリー、7pips損切りの場合)】

  • エントリー価格:150.00
  • 損切りライン:149.93(7pips下)
  • 逆指値注文を149.93に設定 → 自動で損切り実行

エントリーと同時に必ず逆指値注文を入れる習慣をつけることが重要です。

②OCO注文(利確と損切りの同時設定)

OCO注文は「One Cancels the Other」の略で、利確注文と損切り注文を同時に入れられる注文方法です。

OCO注文のメリットは以下のとおりです。

  • 一方が執行されると、もう一方は自動でキャンセル
  • チャートを見続けなくてもポジション管理ができる
  • 感情に流されず、事前のルール通りに決済できる

ちきトレおすすめ:エントリー後は「逆指値(損切り)」と「指値(利確)」をOCOでセットして、PCから離れても安心な状態を作りましょう。


「損切り貧乏」にならないための5つのポイント

損切りルールを決めすぎると、逆に「損切り貧乏」になってしまう方もいます。 損切り貧乏とは、損切りのタイミングが早すぎて利益が残らない状態のことです。

①損切り幅はエントリー根拠と連動させる

損切りラインは「ここを割ったらエントリー根拠が崩れる」というラインに設定します。 「とりあえず5pipsで損切り」という機械的な設定は、相場のノイズで頻繁に刈られる原因になります。

②ロットを落として損切り幅を広げる

損切り幅を広げるなら、その分ロット数を減らして「1回の損失額」は同じに保ちましょう。 損切り幅を2倍にするなら、ロットを半分に。これで損切り貧乏は格段に減ります。

③利確目標を損切り幅の2倍以上に設定する

「リスクリワード比」を必ず意識してください。 損切り10pipsなら、利確は最低でも20pips以上を目標にします。勝率50%でもこのルールを守ればプラスになる計算です。

④週次でトレード記録を見直す

「どこで損切りしたか」「その後相場はどう動いたか」を記録することで、自分の損切りラインが適切かどうかを検証できます。 わたしは毎週日曜日に前週のトレードを見直す習慣をもっています。

⑤両建てとナンピンはやめる

含み損を抱えたときに「反対方向のポジションをもつ(両建て)」「同方向に追加エントリー(ナンピン)」をしても、問題の先送りになるだけです。 損切りルールを設定している人ほど、これらの「延命策」を使わなくなります。


まとめ:損切りはFXの技術の中でも最重要スキル

この記事でお伝えしたことをまとめます。

  • 損切りとは損失を確定させる行為で、口座を守るための最重要行動
  • 損切りできない原因はプロスペクト理論・サンクコスト効果という心理バイアス
  • 損切りラインは①pips固定 ②金額固定 ③テクニカルの3方法から選ぶ
  • 逆指値注文・OCO注文を使って感情に左右されない損切りを自動化する
  • 損切り幅はロットとセットで管理し、リスクリワード比2:1以上を目指す

損切りルールをしっかり決めることが、FXで長期間生き残るための絶対条件です。

わたしがいまのところ9か月間毎月黒字を継続できているのも、損切りルールを守り続けたからに他なりません。

副業FXを続けていくためには「大きく勝つこと」より「大きく負けないこと」が最優先です。損切りはその中心にあるスキルです。焦らず、少額から損切りの感覚を身につけていきましょう。

▼次は「FXスキャルピングのコツ」も合わせて読んでみてください!

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