どうも、ちきトレです。USD/JPYの1分足で5pips抜いてはビビって逃げる、自称チキントレーダーです。
「AIチャート分析」で検索すると、株価予想アプリのランキング記事ばかり出てきますよね。でも正直に言います。5年スキャルをやってきた僕の結論は「AIに予想させるな、分析を手伝わせろ」です。
この記事では、アプリに月額課金する前に知ってほしい、ChatGPTやClaudeを使った無料のチャート分析のやり方を、コピペで使えるプロンプト付きで解説します。そして上位記事がどこも書いていない、AIが本当に強いのはテクニカルよりファンダメンタルズ分析だという話までやります。
AIチャート分析とは?3つのタイプを整理する
ひとくちに「AIチャート分析」と言っても、中身は大きく3タイプに分かれます。
| タイプ | 例 | 料金 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ① 予測アプリ型 | ChartAI、株価予想アプリ各種 | 無料〜月額課金 | お任せしたい人 |
| ② 証券会社内蔵型 | Moomoo証券のAIチャート予測など | 口座開設で利用可(回数制限あり) | その証券会社のユーザー |
| ③ 生成AI活用型 | ChatGPT、Claude、Gemini | 無料枠あり | 自分の手法を持っている人 |
①と②は「AIが未来を予測してくれる」系。③は「自分の分析をAIに手伝わせる」系です。
①②のような予想ツール(さきよみチャート、未来予測チャートなど)の仕組みと的中率の実態は、別記事で本音レビュー済みなのでそちらに譲ります。
この記事で扱うのは③です。理由を次で説明します。
結論:副業トレーダーは「生成AI型」一択である理由
理由1:予測アプリの的中率に、あなたの損切りルールは含まれていない
予測アプリが「上昇確率70%」と表示したとして、それはあなたのエントリーポイント、ロット、損切り幅を知った上での数字ではありません。残り30%を引いたときに何pipsで逃げるかは、結局自分で決めるしかない。
僕は5〜7pipsの損切りを5年間守ってきましたが、これはどんなAIにも代行できません。予測は外注できても、リスク管理は外注できないんです。
理由2:「AIで勝てない」人の共通点は、AIに丸投げしていること
「株 AI 勝てない」「AI 為替予想 当たらない」という検索が毎月何百回もされています。当たり前です。全員が同じアプリの同じシグナルで入ったら、その瞬間に優位性は消えます。
逆に、自分の手法をAIに検証させる使い方なら、優位性は自分だけのものです。
理由3:無料で、しかも自分の手法に合わせられる
ChatGPTもClaudeも無料枠で画像(チャートのスクショ)を読めます。月額課金アプリを試す前に、まず無料でここまでできると知ってください。
【コピペOK】ChatGPT・Claudeでチャート分析する手順
僕が実際にやっている手順です。USD/JPY 1分足のEMA9逆張りスキャルパー目線ですが、プロンプトは自分の手法に書き換えて使ってください。
手順1:チャートのスクショを撮る
MT4でもTradingViewでも何でもOK。ポイントはインジケーターを表示した状態で撮ること。AIはあなたが何を見てトレードしているかを知らないので、判断材料ごと渡します。
手順2:手法を明示してプロンプトを投げる
ここが9割です。「このチャートどう思う?」と聞くのは最悪のプロンプトで、当たり障りのない両論併記が返ってくるだけ。自分のルールを先に宣言します。
あなたはFXスキャルピングのコーチです。
私の手法:USD/JPY 1分足、EMA9からの乖離を狙った逆張り。
損切りは5〜7pips固定。利確は5〜10pips。
添付のチャートについて、以下の形式で分析してください。
1. 現在の環境認識(トレンド/レンジの判定と根拠)
2. 私の手法でエントリーするなら、どの価格帯か
3. この場面で「やってはいけないこと」を1つ
4. 私が見落としていそうなリスクを1つ
予測や断定は不要です。私の手法の前提が崩れる条件だけ教えてください。手順3:「反論」をさせる
返ってきた分析に対して、もう一押しします。
今の分析に自分でツッコミを入れてください。
逆のポジションを持っているトレーダーなら、
このチャートをどう読みますか?これをやると、自分の都合のいい解釈(ポジポジ病の温床)にブレーキがかかります。チキンな僕には、この「反対意見係」としてのAIが一番効いています。
手順4:トレード後に答え合わせ
エントリーした場合は、結果のチャートを再度渡して「手順2の分析と何がズレたか」を聞きます。これを繰り返すと、トレードノートが勝手に分析付きになっていきます。
上位記事が書かない真実:AIの本領はファンダメンタルズ分析にある
ここからがこの記事の本題です。
正直に言うと、チャート画像の読み取りはAIの得意分野ではありません。ローソク足の細かい値は読み間違えるし、「ここがダブルボトムです」と言われても人間の目で見た方が早い場面も多い。
ではAIは相場分析に使えないのか? 逆です。AIが圧倒的に強いのは、大量のテキスト情報を整理するファンダメンタルズ分析の方なんです。
なぜファンダ分析とAIの相性が良いのか
テクニカル分析は「画像を見る」作業ですが、ファンダ分析は「ニュース・経済指標・要人発言・ポジション動向を読んで統合する」作業です。これはまさに大規模言語モデルの本業。
僕はClaudeに専用の分析プロジェクトを作って、毎朝こんな枠組みで通貨の強弱を整理させています。
通貨を「3つの顔」で見るフレームワーク
通貨の価値は、ざっくり3つの要素で動きます。
- 交易条件:その国は儲かっているか(貿易収支、資源価格)
- リスク選好:世界はリスクオンかリスクオフか(株価、VIX、地政学)
- 金融政策:中央銀行はどっちを向いているか(金利、要人発言)
この3つの顔をAIに整理させるプロンプトの骨格がこれです。
USD/JPYについて、以下の3つの観点で現状を整理してください。
1. 交易条件:日米の貿易収支、原油価格の直近動向
2. リスク選好:米国株、VIX、地政学リスクの直近動向
3. 金融政策:FRBと日銀の直近のスタンス、次回会合への市場の織り込み
ルール:
- 使う情報は前日と当日のニュースに限定すること
- 古い情報を使う場合は「○月○日時点」と明記すること
- 3つの観点が同じ方向を向いているか、矛盾しているかを最後に判定することポイントはニュースの日付を縛ること。AIは平気で3ヶ月前の情報を「最近」として混ぜてくるので、「前日と当日のみ」と制限しないと分析の鮮度が死にます。
投機筋のポジションまで見られる
もう一歩踏み込むなら、CFTC(米商品先物取引委員会)が毎週公表している投機筋のポジションデータ(COTレポート)もAIに読ませられます。「投機筋は円をどれだけ売り越しているか」が分かると、巻き戻し(急激な円高)への警戒度が変わります。
このときも「データの公表日を必ず明記して」と指示するのが鉄則。COTは週次データなので、鮮度を確認しないと1週間前の世界を見て今日のトレードをすることになります。
テクニカルは自分の目、ファンダの情報整理はAI。この分業が、僕がたどり着いた現時点の最適解です。
AIチャート分析の注意点3つ
注意点1:AIは「予測機」ではなく「分析アシスタント」
的中率を求めた瞬間に負けます。AIの仕事は未来を当てることではなく、あなたの分析の穴を見つけることです。
注意点2:回数制限と課金の壁
証券会社内のAI機能やChatGPTの無料枠には回数制限があります。「ここぞの場面で使えない」を避けたいなら、まずは1日数回の環境認識に絞って使うのが現実的です。
注意点3:AIの分析でロットを上げない
これが一番大事。「AIも上と言ってるから」とロットを上げるのは、根拠の水増しです。AIが何と言おうと、損切り幅とロットはいつも通り。チキンはチキンのままでいいんです。
AIチャート分析を「ノーダメージ」で試せる口座
プロンプトを覚えても、実弾で検証しないと自分の手法には組み込めません。とはいえ検証段階で普通のロットを張るのは怖い。そこで僕が検証用に使い分けている口座がこれです。
松井証券FXは1通貨単位から取引できるので、AI分析→エントリー→答え合わせのサイクルを数円のリスクで回せます。AI活用の練習台として、これ以上の環境はないと思っています。
FXTFはMT4が使えるので、チャートのスクショ→AI分析の流れと相性抜群。スプレッドも狭く、検証から本番への移行がスムーズです。
短期売買の約定スピード重視ならヒロセ通商 LION FX、シンプルなツールで始めたいならDMM FXも定番です。
よくある質問(FAQ)
Q. AIでチャート分析できる無料ツールは?
ChatGPT、Claude、Geminiの無料プランで、チャートのスクリーンショットを読ませる方法が最も手軽です。専用アプリと違い、自分の手法に合わせた分析を指示できるのが強みです。
Q. AIのチャート分析の精度はどのくらいですか?
ローソク足の細かい数値の読み取りには誤認識があり、画像認識の精度は完璧ではありません。価格の予測精度を求めるより、環境認識の整理や自分の分析の検証(反対意見の提示)に使うのが現実的です。AI予想ツールの的中率については別記事で詳しく解説しています。
Q. AIチャート分析のプロンプトのコツは?
①自分の手法とルールを先に宣言する、②出力形式を指定する、③「断定しないで」と伝える、の3点です。ファンダ分析では「使う情報の日付を制限する」ことも重要です。
Q. テクニカル分析とファンダメンタルズ分析、AIに向いているのは?
ファンダメンタルズ分析です。チャート画像の読み取りは誤認識もありますが、ニュースや経済指標などテキスト情報の整理・統合は生成AIの最も得意とする領域です。
まとめ:AIは「もう一人の自分」ではなく「反対意見係」
- AIチャート分析は予測アプリより、ChatGPT・Claudeに自分の手法を検証させる使い方が副業トレーダー向き
- プロンプトの鍵は「手法の宣言」「反論させる」「日付を縛る」
- AIの本領はテクニカルよりファンダ分析。3つの顔(交易条件・リスク選好・金融政策)で整理させる
- AIが何と言おうと、損切りルールとロットは変えない
ビビりながら生き残りましょう。僕たちはチキンの仲間ですから。

