FXの始め方

FXの注文方法|成行・指値・逆指値の使い分け【5年スキャル目線で本音解説】

FXの注文方法は7種類あります。でも、5年間スキャルピングをやってきた僕が日常的に使っているのは、正直「成行+逆指値」だけです。それでも月プラスを目指せています。

FXっていろいろ注文方法があるの?
いつでも使い分けられるようにしておかないとダメなの?
それぞれの意味が知りたいな…

「全7種類を完璧に覚えてからトレードを始めよう」と思っていると、なかなか動き出せません。この記事では、会社員が副業FXで月プラスを目指すために、本当に必要な注文だけを優先順位つきで解説していきます。もちろん7種類すべて取り上げますが、「これは絶対覚える」「これは知っておくだけでOK」「これは中級者になってから」と仕分けしながら説明していきます。

この記事を読むとわかること

  • FXの注文方法7種類の全体像と優先順位
  • 各注文の仕組みと使うべき場面・使わない場面
  • 5年スキャル経験から得た本音と失敗談

なお、レバレッジや証拠金の仕組みについてはレバレッジの仕組みと初心者の目安で解説しています。注文を覚える前に全体像を把握しておくと、理解がスムーズになります。


FXの注文方法は7種類|まず全体像と優先順位を押さえる

7種類の注文方法一覧

FXのプラットフォームで使える注文方法をまとめると、以下の7種類になります。

注文方法簡単な説明
成行注文今すぐ、今の価格で売買する
指値注文希望価格まで下がったら(上がったら)売買する
逆指値注文一定価格を超えたら自動で損切り・新規注文
IFD(イフダン)注文新規エントリーと決済を同時に予約する
OCO注文利確と損切りを同時にセットし、片方が約定したら残りを自動キャンセル
IFO(IFD-OCO)注文IFD+OCOの組み合わせ。エントリーから決済まで全自動
トレール注文相場が有利な方向へ動くと損切り位置が自動で追いかける

「いきなり7種類は多い…」と感じるかもしれませんが、大丈夫です。次の優先順位表を見てもらえると、何から覚えればいいかがすっきりします。

初心者がまず覚えるべき優先順位(マトリクス表)

これが今回の記事の核心です。この表を先に見ておくと、以降の解説が整理しやすくなります。

優先度注文方法必要度僕の実使用頻度
★★★ 必修成行注文100%毎エントリーで使用
★★★ 必修逆指値注文100%損切りで毎回セット
★★ 重要指値注文70%指標待ちなどで時々
★★ 重要OCO注文60%持ち越しポジションがある寝る前
★ 知識IFD注文30%スイング派には必須(僕はほぼ未使用)
★ 知識IFO(IFD-OCO)30%スイング派には便利(僕はほぼ未使用)
★ 知識トレール注文20%上級者向け/僕は使っていません

💡 5年やってる僕でさえ、日々使うのは上の2つだけです。「全部完璧に覚えてから始める」のは時間の無駄になりやすいので、まず必修2つを体に染み込ませることを優先してみてください。

5年スキャラーの僕が日常で使っている注文はこれ

正直にお伝えすると、5年間のトレードで使った注文の内訳はこうなります。

  • 成行注文:全トレードの99%近く。スキャルは1秒が命なので、価格を指定している時間がありません
  • 逆指値注文:損切り設定として使うと便利です。僕は外すことが多いですが…
  • 指値注文:経済指標の発表前後や、明確なサポートライン付近での待ち伏せ。月に5〜6回程度
  • OCO注文:ポジションを持ち越す時の緊急措置として月に2〜3回
  • IFD・IFO:ほぼ未使用。スキャルは1分以内に決済することが多いので、出番がありません
  • トレール注文:使っていません(理由は後述します)

スキャル以外のスタイルだと優先順位が変わってきますので、後半のスタイル別の章も参考にしてみてください。


【必修】成行注文|「今すぐ売買する」基本中の基本

成行注文の仕組みと特徴

成行注文(なりゆきちゅうもん)は、注文を出した瞬間の市場価格で即座に売買する注文方法です。「今すぐ買いたい」「今すぐ売りたい」という時にポチッと押すだけで約定します。

主な特徴はこちらです。

  • 必ず約定する(流動性が著しく低い場合を除く)
  • 指定した価格ではなく、約定した時点の価格で取引される
  • 操作が最もシンプルで速い
  • スリッページ(意図した価格とのズレ)が発生する可能性がある

使うべき場面・使わない方がいい場面

✅ 使うべき場面

  • すぐにポジションを持ちたい時(特にスキャル・デイトレ)
  • 相場が急動している時に素早くエントリー・決済したい時
  • 損切りを素早く執行したい時

⚠️ 使わない方がいい場面

  • 経済指標発表の直後(スリッページが大きくなりやすい)
  • 流動性が極端に低い時間帯(日本時間の早朝など)
  • 「この価格以上では買いたくない」という価格にこだわりがある時

スリッページの実例(指標発表時に痛い目を見た話)

スリッページとは、成行注文を出した時に「この価格で買えると思っていたのに、実際はそれより不利な価格で約定してしまった」という現象です。

実際に経験した話をひとつ。米雇用統計(NFP)の発表直後に成行で買い注文を入れたとき、表示価格は149.50円だったのに、約定確認したら149.63円になっていました。13pipもずれていたんです。スキャルで5〜7pipの利幅を狙っているのに、エントリーの時点でそれ以上のマイナスを抱える形になりました。

⚠️ 経済指標発表前後はスリッページが大幅に拡大します。特に最初のうちは、発表前後5分は成行注文を避けることを強くおすすめします。

FX経済指標 完全ガイドに各指標の特徴と相場への影響をまとめています。指標時間帯の注意点と合わせて確認してみてください。

スピード注文・ワンクリック注文との違い

証券会社によっては「スピード注文」や「ワンクリック注文」という表記を見かけます。これは成行注文の一種で、確認画面を省略してワンクリックで即時約定させる機能です。スキャルではこちらが標準になっているプラットフォームも多いですが、誤発注のリスクがあるので、操作に慣れるまでは確認画面ありの設定で練習してみてください。


💡 成行・逆指値の操作に慣れるなら、1,000通貨から本番取引できるヒロセ通商LION FXがちょうどいいと思います。リアルマネーの緊張感は1,000通貨でも十分に体験できますし、スプレッドも安定しています。

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【必修】逆指値注文|損切りを自動化する命綱

逆指値注文の仕組み

逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)は、指定した価格に相場が達したら自動的に売買を執行する注文方法です。英語ではストップ注文(Stop Order)とも呼ばれます。

「逆」という言葉がつく理由は、指値注文と逆の方向に注文を設定するからです。

  • 買いポジションに対して:下に逆指値を置く(=損切りライン)
  • 売りポジションに対して:上に逆指値を置く(=損切りライン)

また、逆指値は損切りだけでなく「ブレイクアウト狙いの新規エントリー」にも使えます。ただし最初のうちは損切り設定での使い方を習慣化することを優先してください。

なぜ初心者ほど必ずセットすべきか(僕が逆指値を入れ忘れて大きな損を出した話)

これは今でも思い出すと反省する経験です。

FXを始めて1年くらいの頃、逆指値を設定し忘れてエントリーした日がありました。「少し見ておけばすぐ含み益になるだろう」と思っていたら、昼の会議中に急落。戻ってきた時には30pip以上の含み損になっていました。「まだ戻るかも」と損切りできないまま、結局その日は50pip負けで終了しました。

逆指値を入れていれば7pip損で済んでいたはずです。

この経験から、僕の中のルールは「逆指値なしのエントリーは禁止」になりました。成行でポジションを持った後、まず最初にすることが逆指値の設定です。

✅ 逆指値は「もしもの時の保険」ではなく「エントリーとセットの必須操作」です。この意識の差が、FXで生き残れる人と退場する人の分岐点になります。

損切りの重要性についての解説記事も参考にしてみてください。損切りができない人の心理については損切りができない人の対処法で深掘りしています。

設定する位置の考え方(5〜7pipは僕のスキャルの場合)

僕の場合、USD/JPYスキャルでの逆指値の目安はエントリーポイントから5〜7pipです。スキャルで5〜7pipの利幅を狙っているので、リスクリワード1:1を最低ラインとして意識しているからです。

ただし、これはあくまで僕のスタイルの話です。設定位置の正解はトレードスタイルや通貨ペアのボラティリティ、チャートのサポート・レジスタンスの位置によって変わります。

FXの資金管理について詳しく知りたい方はこちら

ストップ狩りに合わないコツ

「ストップ狩り」とは、多くのトレーダーが逆指値を置きやすい価格帯に相場が一時的に動いて逆指値を刈り取り、その後元の方向に戻っていく現象です。

完全には避けられませんが、以下を意識するとリスクを減らせます。

  • キリのいい数字(149.50や150.00など)のすぐ外側に逆指値を置かない
  • サポート・レジスタンスラインのほんの少し外側に設定する
  • 「なぜここに置くのか」根拠を持って決める

【重要】指値注文|希望価格で待ち伏せする

指値注文の仕組み

指値注文(さしねちゅうもん)は、自分が指定した価格になったら売買を執行する注文方法です。成行と違って即座に約定するのではなく、希望価格になるまで注文を出し続けて待ちます。

  • 買い指値:現在価格より下に設定(「この価格まで下がったら買う」)
  • 売り指値:現在価格より上に設定(「この価格まで上がったら売る」)

成行との最大の違いは「スリッページがない(指定価格以上に不利な価格では約定しない)」こと。ただし「必ず約定するわけではない」という点も重要です。

メリット・デメリット

メリット

  • 希望価格でしか約定しないのでスリッページがない
  • 相場を常に見ていなくてもエントリーのチャンスを待てる
  • 特定の価格帯での押し目買いや指標前の仕掛けに使いやすい

デメリット

  • 指定価格に達しなければ約定しない(機会損失リスク)
  • 欲張って安い価格を指定しすぎると、相場に置いていかれることがある
  • 強いトレンドが出ている時は待ち伏せしていても相場がどんどん離れていく

スキャルでは使いにくい理由(僕がほぼ使わない理由)

スキャルピングにおいて指値注文はほとんど使えません。理由はシンプルで、スキャルは秒単位の判断が命だからです。

「149.50円まで下がったら買う」と指値を置いても、相場が149.48まで下がって反発した場合、僕の指値は約定しないまま取引チャンスが終わります。その0.02pipの差をめぐって指値で待つより、チャートを見て「今だ」と判断して成行で入る方がスキャルの本質に合っています。

スイング・指標待ちで活きる場面

逆に、スイングトレードや指標相場との相性は抜群です。

  • スイング:「ここまで押してきたら押し目買い」という価格帯に置いて、仕事中でも注文を待機させておける
  • 指標待ち:「発表後に一定価格を超えたら順張りで入る」という場面での逆指値(新規エントリー型)との組み合わせ

【重要】OCO注文|寝ている間のポジションを守る

OCO注文の仕組み(利確と損切りを同時セット)

OCO(One Cancels the Other)注文は、利確注文と損切り注文を同時にセットし、どちらかが約定したら自動的に残りの注文をキャンセルする注文方法です。

たとえばこう使います。

  • 買いポジションを持っている
  • 利確ライン:+20pipの地点に売り指値
  • 損切りライン:-10pipの地点に売り逆指値

この2つをOCOでセットしておくと、どちらかが先に約定した瞬間、もう片方が自動でキャンセルされます。「利確と損切りが両方残ったまま」という事故を防げます。

「OCOだけで勝てる」は本当か

検索していると「OCO注文だけで勝てる」という情報を見かけることがあります。結論から言うと、OCO注文は「注文の管理ツール」であって、勝ちをもたらす手法ではありません

OCOは「ポジションの出口を事前に決めておく」ための仕組みです。エントリーの精度や損切り幅の設定が悪ければ、OCOを使っていても普通に負けます。OCOで「決済を忘れる」「感情で損切りを先延ばしにする」といったミスは減らせますが、それはトレードの守りを固めるだけです。

日中ポジションを持てない時の使い方

本業がある日中にポジションを持ち越す場合、OCO注文は頼もしい存在です。仕事中に相場を確認できなくても、利確と損切りを事前にセットしておけば安心して業務に集中できます。

正直に言うと、僕はほとんどポジションを持ち越しません。スキャルなので1〜2分で決済するのが基本で、持ち越す場合は明確なトレンドが出ていて利益を狙える確信がある時だけです。その時にOCOをセットしてから仕事に出かけます。

OCOのデメリット・落とし穴

便利なOCOにも注意点があります。利確と損切りを事前に決めるため「その時点」の相場状況でしか設定できません。持ち越し中に急変動があるとスリッページが発生することがあり、利確ラインが保守的すぎると大きなトレンドに乗りきれない、という点も頭に入れておきましょう。


【知識】IFD注文|新規エントリーと決済をワンセット予約

IFD注文の仕組み

IFD(If Done、イフダン)注文は、新規注文が約定した後に、続けて決済注文を自動的に発注する注文方法です。

たとえばこう使います。

  • 「150.00円まで下がったら買い(新規:買い指値)」
  • 「買えたら、151.00円で売る(決済:売り指値)」

この2つをIFDでセットすれば、150円で買えた後に自動で151円の売り注文が入ります。パソコンの前にいなくても、ルール通りの取引を実行してくれます。

スイング派・兼業トレーダーに向いている理由

IFDは**「仕事中でもトレードの機会を逃したくない兼業会社員」に特に向いています**。朝出勤前に「今日はここで買えたら、ここで売る」という計画をIFDでセットしておけば、日中に相場を確認しなくてもエントリーから利確まで自動で完結します。スイングトレードとの相性が抜群です。

僕が使わない理由(スキャル目線の正直な話)

僕がIFDをほぼ使わない理由はシンプルです。スキャルは1〜2分で決済するので、エントリー後すぐに自分で判断して決済できます。事前にセットした決済ラインが実際の相場の動きと合わなくなることの方が多く、スキャルの「今の状況を見て判断する」という本質と合いません。

スイングやポジショントレードをされる方には、積極的に使ってほしい注文方法です。


【知識】IFO(IFD-OCO)注文|エントリーから利確損切りまで全自動

IFO注文の仕組み

IFO(IFD-OCO)注文は、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。エントリーから利確・損切りまで、すべて事前に設定できます。

  • 新規注文(IFDの部分):「◯円になったらエントリー」
  • 決済注文(OCOの部分):「エントリーできたら、利確か損切りが来たら自動決済」

「寝ている間・仕事中でも完全放置でトレードを実行したい」という方向けの、自動注文の最上位形です。

IFDとIFOとOCOの違いを整理する

混乱しやすいので、ここで一気に整理しておきます。

注文何ができるか
IFDエントリー+利確(損切りは手動か別途設定)
OCO利確と損切りを同時セット(エントリーは別途)
IFO(IFD-OCO)エントリー+利確+損切りをまとめてセット

OCOは「すでにポジションを持っている状態」での決済管理、IFDは「これからポジションを持つ時」の入口+出口設定、IFOはそれを全部一気にやる、という整理です。

どんな人に最適か

IFOが最も活きるのは、スイングトレードが中心で本業で日中相場を見られない方、事前にトレード計画を立てて機械的に実行したい方です。逆に、スキャルや「チャートを見ながら状況判断したい」デイトレーダーには向きません。


【知識】トレール注文|利益を伸ばしながら損切り位置を自動更新

トレール注文の仕組み

トレール注文は、相場が有利な方向に動くにつれて損切りラインが自動的に追いかけていく注文方法です。

たとえば、買いポジションを持っていて「20pipのトレール幅」を設定した場合:

  • 価格が150.00円の時、損切りラインは149.80円(20pip下)
  • 価格が151.00円まで上昇すると、損切りラインが150.80円に自動で移動
  • 価格が下落に転じると、損切りラインはそのままの位置で固定
  • 最終的に150.80円まで下がれば損切りが発動し、利益確定

トレンドが続く間は利益を伸ばしながら、下落に転じた時に自動で利確できる仕組みです。

メリット・デメリット

メリット

  • 利益を伸ばす余地がある(天井を事前に決めなくていい)
  • トレンド相場で威力を発揮する
  • 相場を監視しなくてもポジション管理ができる

デメリット

  • トレール幅の設定が難しい(狭すぎると小さな逆行で刈られる、広すぎると利益を失う)
  • レンジ相場では機能しにくい
  • 証券会社によっては非対応のところもある

僕がトレール注文を使わない理由

正直にお伝えします。僕はトレール注文を5年間でほぼ使ったことがありません。

理由は2つあります。1つ目は、スキャルピングとの相性が悪いから。1〜2分で決済するスキャルでは、トレール幅を設定している余裕がありません。

2つ目は、「自動化に委ねることへの疑問」です。僕はチャートを見ながら自分の目でトレンドの勢いを感じて決済したいと思っています。トレール注文に任せると、「今の相場の動きを感じとる」という経験が積まれにくくなる気がしています。これは個人的な考え方ですが。

⚠️ ただし、スイングトレードでトレンドに乗るスタイルの方には、トレール注文が強力な武器になる可能性があります。僕が使わないのは「スキャルに合わない」からです。自分のトレードスタイルに合わせて検討してみてください。


トレードスタイル別|あなたに最適な注文方法の組み合わせ

スキャルピング派は「成行+逆指値」だけで足りる

スキャルピングは秒〜数分で決済する超短期取引です。この場合、使う注文は2つで十分です。

  • エントリー:成行注文(瞬時に約定させる)
  • 損切り:逆指値注文(エントリー直後に必ずセット)
  • 利確:チャートを見ながら手動で成行決済

IFDやOCOは「相場から離れる必要がある時」の注文なので、画面の前にいるスキャラーには不要なケースが多いです。

OCO・IFOといった複合注文をMT4で本格的に使いたい方には、スプレッドが狭くスキャル公認のFXTF MATRIX TRADERが選択肢に入ります。MT4対応で注文機能が豊富なので、デイトレ〜スイング派への移行を考えている場合にも対応できます。 <!-- アフィリンク②挿入位置:トレードスタイル別の章(スキャル箇所) --> <!-- 商材: FXTF MATRIX TRADER --> <!-- 実装: A8.netリンク -->

デイトレ派は「指値+OCO」で日中の機会を逃さない

デイトレードは当日中に決済するスタイルで、仕事の合間にトレードする会社員にも取り組みやすいです。

  • エントリー:成行 or 指値(仕込みポジションは指値が有効)
  • 損切り:逆指値(エントリーと同時に設定)
  • 決済管理:OCO(席を外す時間帯はOCOで利確・損切りを両方セット)

席を外す時間帯にOCOを組み合わせると、「ランチタイムに入ったポジションを夕方まで安心して放置する」ような使い方ができます。

スイング派は「IFD・IFO」で本業の時間を圧迫しない

スイングトレードは数日〜数週間ポジションを持つスタイルです。本業に集中しながらFXをやりたい会社員には、一番向いているかもしれません。

  • エントリー:IFD(出勤前にエントリー価格を設定しておく)
  • 決済:IFO(エントリーと同時に利確・損切りをセット)
  • 監視:最低限(OCOが決済を管理してくれる)

ただし、スイングは資金管理の重要度が高いです。複数ポジションを持つ場合の証拠金管理についてFXの資金管理で確認しておきましょう。

詳しいトレードスタイルの違い(裁量 vs 自動売買も含む)は別記事で解説予定です(公開後にリンク追加:/fx-trade-style/)。

兼業会社員のリアルな選び方

僕の結論はこうです。本業が忙しくてチャートを長時間見られない会社員の方は、最初は「スキャルの成行+逆指値」か「スイングのIFO」のどちらかに絞った方がいいと思います。中途半端に全スタイルを混ぜると、どの注文を使えばいいかで毎回迷って取引が停滞してしまいます。


注文で失敗しないための5つの注意点

誤発注(売り買い間違い・数量間違い)

FXで最も多いヒューマンエラーのひとつが誤発注です。「売りたいのに買いボタンを押した」「1万通貨のつもりが10万通貨になっていた」というミスは、初心者に限らず経験者でも起きます。

防ぎ方として、注文確認画面を必ず確認すること、通貨量は発注前に必ず目視確認すること、スマホでのトレードは操作ミスが起きやすいので特に注意することをおすすめします。スピード注文は操作に慣れてからONにしましょう。

スリッページ(指標時間帯は特に注意)

前述の通り、指標発表前後はスリッページが大幅に拡大します。特に米雇用統計・FOMC・CPIなどの重要指標の直後は、平常時の数倍のスリッページが発生することがあります。

FX経済指標 完全ガイドに指標時間帯の一覧があるので、発表時間を把握した上で成行注文のタイミングを判断するようにしましょう。

約定しないリスク

指値注文は指定した価格にならなければ約定しません。「価格が来る寸前で反発した」「数pip足りなかった」というケースは日常茶飯事です。

約定しなかった時は、潔く次のチャンスを待つか、指値をずらすか、成行に切り替えるかの選択になります。「約定しなかったフラストレーション」で焦ってルール外の取引をするのが最も危険です。

注文の有効期限を必ず確認する

IFDやOCOなどの注文には「有効期限」があります。証券会社によって「当日限り」「週末消滅」「GTCCancel するまで有効)」など設定が異なります。週をまたいだスイングトレードで注文を置いている場合、月曜日に確認したら注文が消えていた、ということが起きます。注文後は有効期限を必ず確認してください。

経済指標発表前後は注文方法を切り替える

経済指標発表の前後は、通常とは異なる判断が必要になります。発表直前は成行注文を控えること、発表直後は相場が落ち着く数分後まで待つか逆指値での新規エントリーを使うこと、指値注文は急激な動きでギャップが生じると飛び越えて約定しないことがある、という点を頭に入れておきましょう。

💡 注文のルールと規律を身につけるための参考書を1冊挙げるなら、オリバー・ベレスらの『デイトレード』がおすすめです。注文の判断軸や損切りの規律について、実践的な視点で書かれた定番書です。

デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術


まずはデモか1,000通貨で操作に慣れましょう

なぜいきなり本番はリスクが高いか

注文の仕組みを頭で理解していても、実際に操作するとパニックになることがあります。

「成行と指値のボタンを押し間違えた」「逆指値の設定を忘れた」「注文取り消しのやり方が分からず焦った」——こういった操作上のミスは、練習なしに本番を始めると確実に起きます。デモ取引か少額の本番取引で操作を体に染み込ませてから、本格稼働に移ることをおすすめします。

デモトレードの正しい使い方と本番移行のタイミングについては、別記事で解説予定です(公開後にリンク追加:/fx-demo-trade/)。

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よくある質問(FAQ)

Q1:成行と指値、初心者はどっちがいいですか?

A:最初は成行注文から覚えることをおすすめします。指値は「自分の希望価格で待てる」メリットがありますが、初心者のうちは「なぜその価格に注文を置くのか」の根拠を持ちにくいです。まずは成行で練習し、チャートの見方と損切りの習慣が身についてから指値を使い始めましょう。

Q2:IFD注文とOCO注文の違いは?

A:使うタイミングが違います。OCOはすでにポジションを持っている時の「出口管理」に使い、利確と損切りを同時にセットします。IFDはまだポジションを持っていない時に、エントリー予約と決済予約をセットにして使います。IFOはIFDとOCOを組み合わせた注文で、エントリーから利確・損切りまですべて事前設定できます。

Q3:OCO注文だけで勝てますか?

A:OCO注文は「注文の管理ツール」であって勝ち手法ではありません。エントリー根拠と損切り幅・利確幅の設定が適切でなければ、OCOを使っていても勝てません。まず「なぜそこでエントリーするのか」「なぜその幅で損切りするのか」の根拠を磨くことが先決です。

Q4:トレール注文は初心者でも使えますか?

A:使えますが、初心者の方にはおすすめしません。トレール注文はトレール幅の設定が難しく、適切な幅を判断するにはある程度の経験が必要です。まずは成行・逆指値・指値・OCOを使いこなしてから検討してみてください。

Q5:注文の取り消しはできますか?

A:約定前であればキャンセル可能です。指値・逆指値・IFD・OCO・IFOなど、まだ約定していない注文は取り消しができます。ただし成行注文は即時約定するためキャンセルは不可です。各FXプラットフォームの「注文照会」や「注文一覧」からキャンセル操作ができます。操作方法は証券会社ごとに異なるので、デモ環境で事前に確認しておくといいでしょう。


まとめ|まずは「成行+逆指値」をマスターすればOK

7種類の注文方法を解説してきましたが、最終的に伝えたいことはひとつです。

最初に完璧にすべきは、「成行で入って逆指値で守る」この2点だけ。

5年スキャルをやってきた経験から言うと、この2つが体に染み込んでいれば月プラスを目指せる土台は作れます。IFDもIFOもトレールも、「自分のトレードスタイルが固まってきてから」で十分間に合います。

やること注文方法
まず絶対マスター成行 + 逆指値
次に覚える指値 + OCO
スタイル固まってからIFD / IFO / トレール

順番を守ることで、「注文のせいで負けた」というミスを最小化できます。


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ちきとれ

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