デイリー相場分析

📊 ドル円センチメント分析|2026年3月24日(火)

⚠️ 免責事項: 本レポートは情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。FX取引にはリスクが伴います。投資判断はご自身の責任でお願いします。

現在のレート: 158.77円付近(5分足チャートより) センチメント: やや円高(スコア: -1テーマ: 🔥 イラン戦争の停戦観測 vs 否定 ── 原油急落でドル全面安もイラン側は交渉を否定、真偽不明のまま振り回される展開


🕐 本日の賞味期限ヘッドライン

🔴 円安圧力(ドル高方向)

  • イラン側が米国との協議を全面否定 → 停戦期待が剥落すれば原油再上昇・有事のドル買い復活
  • イラン側が話し合いを否定し、サウジ・UAEがイランとの戦争に参加する方向に傾きつつあるとWSJが報道 Bloomberg
  • 米21:30 非農業部門労働生産性(確報値)/ 米22:45 PMI速報値

🔵 円高圧力(ドル安方向)

  • トランプ大統領がイランの発電所・エネルギーインフラへの攻撃を5日間延期すると発表 → WTI原油が98ドル台から84ドル台へ14%超急落、「有事のドル買い」巻き戻し Gaitame
  • 日本2月CPI:総合+1.3%(予想+1.5%下回る)、コアCPI+1.6%(予想+1.7%下回る)→ BOJ利上げ期待にはやや逆風
  • 三村財務官「為替が国民生活に与える影響踏まえ万全の対応を取る」→ 介入警戒の口先けん制

🔴 円安圧力ニュース(4件)

1. イラン側が米国との協議を全面否定、「フェイクニュース」と断じる【HIGH】

イラン国会のガリバフ議長は「米国側と交渉したことはない」と否定し、「フェイクニュースが原油市場を操作するために使われた」と投稿。さらにイランがイスラエルと米国の標的に対してミサイル・ドローンによる新たな攻撃を行ったことも明らかに。 Gaitame停戦への道のりは依然不透明で、中東リスクが再燃すれば原油高・ドル高に回帰するリスクが高い。

📰 外為どっとコム / Bloomberg

2. サウジ・UAEがイランとの戦争に参加する方向に傾斜とWSJ報道【HIGH】

WSJによると、米国と同盟関係にあるサウジアラビアとUAEがイランとの戦争に加わる方向に傾きつつある。 Bloomberg湾岸諸国の参戦は紛争の長期化・拡大を意味し、原油供給リスクを一段と高める。ホルムズ海峡の事実上封鎖は4週目に突入しており、解除の見通しが立たなければ原油は再び100ドル超へ。

📰 Bloomberg / WSJ

3. シカゴ連銀グールズビー総裁「利上げも利下げもあり得る」【MEDIUM】

シカゴ連銀のグールズビー総裁は、中東情勢の展開次第で、FRBは利上げも利下げも行う可能性があると発言。 Forex原油高によるインフレ上振れシナリオが実現すれば、FRB利上げ観測 → 日米金利差拡大 → ドル高方向。

📰 FOREX.com

4. 構造的円安見通し:専門家は年末165〜170円を予想【LOW】

佐々木融氏は2026年末165円程度への円安進行を予想。朝倉慶氏は170円方向を見込み、160〜165円付近で介入が入っても構造的円安圧力が上回るとの見方。 Gaitame対外直接投資の増加と貿易赤字の構造が中長期の円安トレンドを支えている。

📰 外為どっとコム


🔵 円高圧力ニュース(5件)

1. トランプ大統領がイラン攻撃5日間延期 → 原油14%急落・ドル全面安【HIGH】

ドル円は159.60円台まで上昇していたが、トランプ発言を受けて原油急落・米長期金利低下の中、158.02円前後まで下落。 Forex「有事のドル買い」ポジションの一気解消が相場を押し下げた。ただしイラン側が否定しているため、これが持続的な円高要因になるかは不透明。

📰 外為どっとコム / FOREX.com / 時事通信

2. 日本2月CPI:総合+1.3%、コアCPI+1.6%(ともに予想下振れ)【MEDIUM】

CPI速報によると、2月の総合CPI前年比+1.3%(1月の+1.5%から鈍化)、コアCPI+1.6%(1月+2.0%から大幅鈍化)。エネルギー価格の前年比下落(電気代-8.0%、ガソリン-14.9%)が主因。ただし**コアコアCPI(生鮮食品・エネルギー除く)は+2.5%**と依然高水準で、BOJの利上げ路線を根本的に覆す内容ではない。

📰 総務省統計局 CPI速報(本日8:30発表)

3. 春闘第1回集計:賃上げ率5.26%、3年連続5%超維持【MEDIUM】

連合の第1回集計(3月23日時点、1,100組合)の賃上げ率は5.26%で、25年の5.46%を0.20ポイント下回ったものの、3年連続で5%超の高水準を維持。 Nippon.com中小組合も5.05%と2年連続5%超。 Jiji高い賃上げ継続はBOJの利上げ環境を下支えし、中期的な円高要因。

📰 nippon.com / 時事通信

4. 三村財務官「万全の対応を取る」と口先介入【MEDIUM】

三村財務官は「原油市場の投機的動きが為替にも影響している」と指摘し、「いかなる時もあらゆる方面で万全の対応を取る」との見解を示した。 Gaitame160円接近時の実弾介入リスクは引き続き上値を抑制する。過去のレートチェック実績(1月)も記憶に新しい。

📰 外為どっとコム

5. NY株急反発も「有事のドル買い」巻き戻しが継続【LOW】

中東緊張緩和期待でNY株が一時1,000ドル高。リスクオン → ドル売り・円キャリートレード復活の流れ。ただし株高は一過性の可能性があり、実体経済への原油高の影響はこれから本格化する。

📰 時事通信


📐 注目レベル

レート
R2(強レジスタンス)160.337
R1(レジスタンス)159.381
ピボット158.701
S1(サポート)157.745
S2(強サポート)157.065

※ チャート上のデイリーピボット(Traditional)より。現在レート158.77はピボット付近で方向感を探る展開。


⚡ 流れが変わる条件(Game Changer)

  • 🔴→円安加速:イランが新たな大規模攻撃を実施 or ホルムズ海峡での船舶被害拡大 → WTI再び100ドル超 → 有事のドル買い+日本の貿易赤字拡大で160円突破
  • 🔵→円高加速:米イラン停戦合意が正式成立しホルムズ海峡再開 → 原油60ドル台急落 → ドル全面安で155円方向
  • 🔵→円高急進:160円接近時に日本当局がレートチェック or 実弾介入を実施 → 24年7月のような数円規模の円高スパイク

📊 今夜の注目指標シナリオ(米PMI速報値 22:45)

シナリオPMI結果USD/JPY想定
上振れ(製造業50超)FRB利上げ警戒復活159円台半ば
予想通り限定的反応158円台維持
下振れ(サービス50割れ)米景気後退懸念157円台後半

🐔 ちきトレのひとこと

「中東ヘッドラインでドル円が1.5円幅で暴れる日が続いてる…正直、トランプの一言でストップ狩られる相場はチキンには厳しい🐔 CPIも春闘も材料としては中立寄り。ピボット158.70を背にしてスキャルするなら上下30pipsで確実にチキン利確、損切りは鉄の掟で!コケッ🐔」


参考:外為どっとコム、Bloomberg、FOREX.com、時事通信、nippon.com、総務省統計局、NRI、野村證券 等

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