デイリー相場分析

📊 ドル円センチメント分析|2026年3月12日

⚠️ 免責事項: 本レポートは情報提供のみを目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。


現在のレート: 159.06円付近(30分足チャートより) センチメント: やや円安圧力(スコア: +2 / -5〜+5)


🎯 相場の最大テーマ

イラン戦争・ホルムズ海峡封鎖による原油高騰 → 有事のドル買い vs 円買い介入警戒の綱引き


本日の賞味期限ヘッドライン

🔴 円安圧力ヘッドライン(5件)

1. イランがホルムズ海峡でタンカーを攻撃、有事のドル買い加速【HIGH】

ペルシャ湾で商船三井所有のコンテナ船が攻撃を受け、船体に穴が確認されたとの報道が伝わった。 Gaitameホルムズ海峡の事実上の封鎖継続により、地政学リスクが最大級に高まっており、安全資産としてのドル需要が円売りを上回っている。

2. 原油価格の高騰継続、WTI90ドル台で日本の貿易赤字悪化懸念【HIGH】

ホルムズ海峡での船舶攻撃報道を受け、原油輸送の停滞への警戒感からWTI原油は2営業日続伸。 OANDA一時100ドル台に達した後も90ドル台で高止まりしている。 Bloombergエネルギー輸入大国である日本の貿易収支悪化を通じた構造的な円安圧力が継続。

3. 米2月CPI予想通りも、インフレ高止まりで利下げ観測後退【MEDIUM】

米2月CPIは市場予想通り前年比+2.4%、コアCPIも+2.5%と前月と同水準だった。 Gaitame原油高騰による今後のインフレ再燃懸念がくすぶり、FRBの利下げペース鈍化が意識される展開。来週のFOMC(3/17-18)を前に金利先高感がドルを下支え。

4. 日本GDP上方修正もマーケット反応薄、日銀リフレ派人事が追い利上げ観測を相殺【MEDIUM】

10-12月期GDP二次速報は前期比年率+1.3%と一次速報の+0.2%から大幅に上方修正された。 Gaitameただし、政府が日銀審議委員にリフレ派2名を選出したことで、利上げに慎重な姿勢を示したとの見方が広がっている。 Sumitomo Mitsui DS Asset Management

5. 年初来高値159.45円を視界に、テクニカル的な上値トライ継続【MEDIUM】

ドル円は1月14日の年初来高値159.45円付近を視界に捉えており、突破すれば2024年7月以来の160円台回復も現実味を帯びる。 Gaitameチャート上もピボットR1(159.34)を試す局面に入っている。


🔵 円高圧力ヘッドライン(4件)

1. 円買い介入臨戦態勢、159円台は「レートチェック」の記憶が生きる水準【HIGH】

原油高と円安のダブルパンチを回避したい日本政府が、円買い介入の発動について臨戦態勢にあることは容易に想像できる。 Gaitame1月23日には159円台で日米当局がレートチェックを実施した疑惑があり、その後7円もの急激な円高が発生した前例がある。 Nikkei

2. IEA過去最大の石油備蓄放出4億バレルで合意、原油下押し圧力【HIGH】

IEAが過去最大規模となる4億バレルの石油備蓄放出に合意した。 Gaitame日本も国家備蓄の単独放出が可能との赤沢経産相の発言もあり、原油価格の安定化が図られれば円安圧力は後退する。

3. 来週FOMC+日銀決定会合のダブルイベント、タカ派日銀シナリオも【MEDIUM】

来週3/17-18にFOMC、3/18-19に日銀金融政策決定会合が開催される。日銀が円安への警戒感を高めているとの指摘もあり、市場では利上げが早期に実施されるとの観測も強まっている。 Sumitomo Mitsui DS Asset Management同日には春闘第一回回答集計も公表される。

4. 米2月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想外の減少、スタグフレーション懸念浮上【LOW】

先週の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想外に減少した。 Minkabu FX原油高と雇用悪化が同時に進行するスタグフレーション懸念は、中長期的にドル売り材料として意識される可能性あり。


📐 注目レベル

レート
レジスタンス3(R3)160.45
レジスタンス2(R2)159.72
レジスタンス1(年初来高値付近)159.34〜159.45
現在値159.06
ピボット(P)158.60
EMA200(30分足)158.09
サポート2(S2)157.48
サポート3(S3)157.10

⚡ 流れが変わる条件(Game Changer)

  • 159.45円(年初来高値)を明確に上抜け → 160円台トライ加速。ただし介入リスクも最大化するため急反転も警戒
  • 円買い介入の実弾発動 → 1月のレートチェック時は7円の急落。159円台は当局の臨戦態勢水準
  • イラン停戦・ホルムズ海峡の航行再開報道 → 原油急落・有事ドル買い巻き戻しで5円級の円高シナリオも
  • 来週FOMC(3/17-18)でハト派サプライズ or 日銀利上げ決定 → 日米金利差縮小思惑で急速な円高転換

📊 IMM投機筋ポジションセクション

CFTC Non-Commercial 円ネットポジション: 最新公表データ(3/7発表・3/4時点)では、中東情勢の混乱を受けて投機筋のポジションは売り買い交錯。1月のレートチェック後に大幅に縮小した円売り越しが、再び拡大傾向にあると推測される。

方向性バイアス: 有事のドル買い需要で円ショートが積み上がりやすい環境。ただし、介入警戒と来週の日銀イベントを控え、新規の円売りポジション構築には慎重な姿勢も。

ショートスクイーズリスク: 159円台はレートチェックの前例がある水準。介入実弾が発動した場合、円ショートの一斉巻き戻しによる急激な円高(ショートスクイーズ)リスクは中〜高程度。


🐔 ちきトレのひとこと

「コッコ〜ッ!159円台、ここは1月にレートチェックで7円ぶっ飛ばされた激アツ水準だぞ。原油とイランで上に引っ張られてるけど、介入砲が飛んできたら一瞬で溶ける。チキンの鉄則は『欲張るな、利確は早めに。でも損切りは絶対ズラすな』。来週FOMC+日銀のダブルヘッダー前に無茶なポジションは禁物コケ〜!」


参考:外為どっとコム、Bloomberg、日経、OANDA、ニッセイ基礎研究所、三井住友DSアセットマネジメント 等

 



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