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AIが作る記事構成は"骨"、自分の体験が"肉"になる|AIと一緒にブログを育てる #3

この記事でわかること

  • AIに記事の構成案(見出し)を作ってもらう具体的な手順
  • AIが出した構成案をそのまま使ってはいけない理由
  • 「お利口すぎるAI構成」を"自分の記事"に変えるための修正ポイント
  • 競合上位10記事の見出しをAIに分析させる方法

はじめに:KW が決まった。次は何をすればいい?

前回の第2回 キーワード調査編で、「ブログ収入 一般人 平均」というキーワードを見つけた。

ラッコキーワードのデータをClaudeに食わせて、カニバリを避けつつ「勝てるKW」を選ぶところまでは完了。

でも、KWが決まっただけじゃ記事は書けない。

次にやるべきは「構成案(アウトライン)」を作ること。つまり、記事の見出しを並べて、何をどの順番で書くかを決める作業だ。

「見出しなんて、書きながら考えればいいんじゃない?」と思うかもしれない。 正直、俺も最初はそう思っていた。

でも、構成を決めずに書き始めると、だいたいこうなる:

  • 途中で「あれ、この話もうしたっけ?」となる
  • 結論がぼやける
  • 3000字書いた後に「検索意図と違うかも…」と気づいて全部やり直し

構成案は設計図だ。 家を建てるのに設計図なしで始める人はいない。ブログも同じ。

そして、この「設計図づくり」こそ、AIが圧倒的に得意な領域だった。


STEP1:AIに渡す「3つの材料」を準備する

いきなりClaudeに「構成案を作って」と投げても、ふわっとした一般論しか返ってこない。

AIに良い構成案を出してもらうコツは、3つの材料をセットで渡すこと。

材料①:キーワード情報

「ブログ収入 一般人 平均」というメインKWに加えて、関連キーワードも伝える。

前回のKW調査で出てきたサジェスト群、たとえば「ブログ 一般人 収入」「ブログ 平均収入 月」「ブログ 収益 現実」など。

これを渡すことで、AIは検索ユーザーが本当に知りたいことの「周辺情報」まで含めた構成を考えられる。

材料②:ペルソナ(誰に向けて書くか)

ここが意外と重要。同じKWでも、読者が誰かで構成はまったく変わる。

俺がClaudeに渡したペルソナはこんな感じだ:

30〜40代の会社員。副業としてブログに興味があるが、まだ始めていないか、始めたばかり。「ブログって本当に稼げるの?」という疑問を持って検索してくる。夢物語ではなく、リアルな数字を知りたい人。

材料③:競合上位記事の見出し

これが最大のポイント。Google検索で上位10記事の見出し(H2・H3)をコピーして、Claudeに渡す。

やり方はシンプル:

  1. 「ブログ収入 一般人 平均」でGoogle検索
  2. 上位10記事を開く
  3. 各記事の見出し(H2・H3)をテキストでコピー
  4. まとめてClaudeに貼り付ける

手動でやると地味に面倒だけど、ここで手を抜くと「すでに上位に大量にある、同じような記事」を量産することになる。

と・こ・ろ・が・・・

なんということでしょう!ラッコキーワードには見出し抽出もデータ出力することができるのです。
※アフィリエイトPRではありません

サイト開いてコピーして貼り付けて…あぁ、余計なのまでコピーしたとこは消して…

この作業ありません、約3秒くらいで終わります。信じられません。


STEP2:AIが出した構成案を見てみる

3つの材料を渡すと、Claudeはかなり整った構成案を返してくれる。

実際に返ってきたのは、こんな感じの構成だった:

【Claudeが出した初稿の構成案】

H2: ブログ収入の現実|一般人の平均はいくら?  H3: アフィリエイトマーケティング協会の調査データ  H3: ブログ収入の分布(月1万円未満が○%) H2: ブログで稼げる人と稼げない人の違い  H3: 継続期間と収益の関係  H3: ジャンル選びの重要性 H2: ブログ収入を増やすための5つのステップ  H3: ステップ1〜5 H2: まとめ

一見、よくまとまっている。見出しの流れも論理的だし、検索意図もカバーしている。

でも、正直な感想は「お利口すぎる」だった。


STEP3:「お利口すぎる」構成案の問題点

AIが作る構成案には、共通する特徴がある:

網羅的で、論理的で、無難。

言い方を変えると、誰が書いても同じになる構成だ。

実際にGoogleの上位10記事を見てみると、ほぼ同じ構成の記事がズラッと並んでいる:

  • 「ブログ収入の平均データ」→「稼げる人の特徴」→「稼ぐためのステップ」

これ、全部同じ記事じゃん。

Claudeに「上位記事の見出しを分析して、共通パターンと足りない視点を教えて」と聞いたら、こう返ってきた:

上位記事の多くは統計データの紹介→一般的なアドバイスという構成で、「実際にブログをやっている一般人の生の声」が圧倒的に不足しています。また、FXや投資系の副業ブログに特化した収益実態を語っている記事はゼロです。

これだ。

競合が出していない情報を出す。それが上位表示の鍵だと、AIが教えてくれた。

僕に何ができるか、どうしたいかをしっかりと理解してくれているので
こういった提案もしてくれます。


STEP4:人間が"肉"を足す ─ 構成案ビフォーアフター

ここからが人間の仕事。AIの「骨」に、自分の体験という「肉」を足していく。

俺が実際にやった修正は、大きく3つだ。

修正①:「ちきトレの本音」セクションを差し込む

AI構成にはない、自分のリアルな体験談ブロックを各セクションに配置。

「データによると〇〇です」だけじゃ、読者は「ふーん」で終わる。 「俺の場合は月5万が壁だった。理由は〇〇で…」と書くことで、読者は自分に重ねて読める。

修正②:FX口座開設への導線を自然に組み込む

AI構成では「ブログ収益を増やすステップ」という一般論だったところを、「FXスキャルピング × ブログのハイブリッド副業」という独自の切り口に変えた。

これなら、読んだ人が「FXもやってみようかな」と思った時に、自然にアフィリエイト導線につなげられる。

修正③:FAQを読者の本音ベースに作り直す

AIが提案したFAQは「ブログ収入に税金はかかりますか?」のような一般的な質問。

俺は、Yahoo!知恵袋やSNSで実際に出ている質問を調べて、もっと泥臭い疑問に差し替えた:

  • 「ブログ収入って会社にバレませんか?」→ 既存記事「副業バレない」への内部リンク
  • 「一般人がブログで月5万稼ぐのにどれくらいかかる?」→ リアルな期間感を回答

STEP5:最終構成案 ─「ブログ収入 一般人 平均」の完成形

修正を経て、最終的に採用した構成がこれだ:

【最終採用した構成案】

見出しAI初稿からの変更点
H2: ブログ収入の現実|一般人の平均データを公開ほぼ維持。データ紹介の「骨」はAIのまま
 H3: 調査データで見る収入分布維持
 H3: 💡ちきトレの本音(月5万の壁)追加。 自分の体験を差し込み
H2: 「稼げるブログ」と「稼げないブログ」の決定的な違い見出しを感情に寄せて修正
 H3: ジャンル選びで9割決まる維持(ただし本文に独自視点追加)
 H3: 「毎日更新」は正義じゃない追加。 競合が触れていない視点
H2: 一般人がブログ収入を作るロードマップ「5つのステップ」→実践寄りに変更
 H3: 0→月1万円(最初の壁を越える)変更。 段階を具体的な金額で区切る
 H3: 月1万→月5万(副業として成立するライン)変更。
 H3: 💡ちきトレの本音(FX×ブログのハイブリッド戦略)追加。 独自の収益モデルを提示
H2: よくある質問(FAQ)AIの提案を全面差し替え
H2: まとめ維持

ポイントは、AIの構成を「全部変える」んじゃなく、「骨は残して肉を足す」こと。

AIが作った論理的な流れは優秀だ。その骨格を活かしたまま、自分にしか書けない要素を差し込んでいく。


💡 ちきトレの本音:構成案は「AIと人間の共同作業」が最強

ここまで読んで気づいた人もいるかもしれないけど、AIだけでも人間だけでも、この構成案は作れなかった。

AIなしで構成を考えると:

  • 競合分析に3時間以上かかる
  • 自分の思い込みでズレた構成になりがち
  • 「検索意図」を客観的に分析するのが難しい

人間なしでAI任せにすると:

  • 上位記事の「コピー」になる
  • 一次情報(自分の体験)がゼロになる
  • 読者の心を動かす「泥臭さ」が消える

AIの分析力 × 人間の実体験。この掛け算が、構成案づくりの最適解だった。


再現手順チェックリスト

自分で構成案を作る時は、この手順で進めてみてほしい:

✅ メインKW+関連KWをリストアップする
✅ ペルソナ(誰に向けて書くか)を1〜2文で定義する
✅ 上位10記事の見出し(H2・H3)をコピーする
✅ 3つの材料をまとめてClaude(AI)に渡す
✅ AIが出した構成案の「共通パターン」を確認する
✅ 競合に足りない視点をAIに聞く
✅ 自分の体験・独自の切り口を差し込む
✅ FAQは読者の「本音の疑問」ベースに修正する
✅ アフィリエイト導線を自然に組み込む
✅ 最終構成をもう一度AIに見せて、漏れがないか確認する

大切なのは自分なりのオリジナリティを出すこと。
自分にしかかけない部分を積極的に増やしていくといいかもしれない。


まとめ:AIの構成案は「出発点」であって「完成品」じゃない

今回のポイントをまとめると:

「3つの材料」をAIに渡す → KW情報・ペルソナ・競合見出しの3点セットで精度が激変する

AIの構成案は「お利口すぎる」 → 論理的だけど没個性。上位記事のコピーになりやすい

人間が「肉」を足す → 自分の体験談、独自の切り口、泥臭いFAQを差し込んで差別化する

「骨はAI、肉は人間」が最適解 → 全部変えるんじゃなく、骨格を活かして独自性を足す

構成案ができれば、あとは書くだけ。

次回の第4回では、この構成案をもとに実際に記事を書いていく「執筆・仕上げ編」をお届けする。 AIが書いた下書きを「自分の言葉」に変えていく過程を、ビフォーアフター付きで公開予定だ。


よくある質問(FAQ)

Q. AIに構成案を作ってもらうのは「ズル」じゃないですか? A. 構成案は設計図にすぎない。建築士がCADソフトを使うのがズルじゃないのと同じで、AIは「思考を整理するツール」だ。最終的に何を書くか決めるのは自分。大事なのは、AIの構成をそのまま使わず、自分の体験や独自の視点を加えること。

Q. 競合上位記事の見出しをコピーするのは著作権的に大丈夫? A. 見出し(H2・H3)のテキスト自体は一般的に著作権の対象にならない。あくまで「検索意図の分析」のために参考にするだけで、見出しをそのまま自分の記事に使うわけではないので問題ない。

Q. ChatGPTじゃなくてClaudeを使う理由は? A. どのAIでもこの方法は使える。俺がClaudeを使っているのは、長文のコンテキスト(ブログの全記事情報や過去のセッション記録)を渡しても精度が落ちにくいから。特に「カニバリチェック」のような既存記事との重複確認は、文脈を多く保持できるClaudeが得意。

Q. 上位10記事を全部確認するのは面倒。3〜5記事じゃダメ? A. 3記事でもやらないよりはマシだけど、10記事見ると「共通パターン」と「誰も触れていない穴場」の両方がはっきり見える。AIに見出しを貼り付けるだけの作業なので、10記事でも15分あれば終わる。

Q. 構成案の段階でアフィリエイト導線を考える必要はある? A. ある。構成段階で導線を設計しておかないと、本文を書いた後に「あ、ここにリンク入れたいけど流れが不自然…」となる。特に「読者が自然と次のアクションを起こしたくなるポイント」は、構成段階で見出しに組み込んでおくのがベスト。


📚 「AIと一緒にブログを育てる」シリーズ

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第1回ジャンル選定編「40代会社員がAIと相談してブログのテーマを決めた話」読む
第2回キーワード調査編「ラッコキーワード×Claudeで"勝てるKW"を見つける方法」読む
第3回構成案作成編「AIが作る記事構成は"骨"、自分の体験が"肉"になる」この記事
第4回執筆・仕上げ編「AIと共同執筆した記事を"自分の言葉"に仕上げるまで」読む
第5回公開後の運用編「AIと一緒にリライト・分析・改善するPDCAの回し方」(近日公開)

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