デイリー相場分析

📊 ドル円センチメント分析|2026年3月11日

⚠️ 免責事項: 本レポートは情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。


現在のレート: 158.03円付近 センチメント: やや円安圧力(スコア: +2


🎯 相場の最大テーマ

イラン軍事衝突の行方と原油価格 ― 「有事のドル買い」vs「IEA備蓄放出」の綱引き


🗞️ 本日の賞味期限ヘッドライン

🔴 円安圧力ヘッドライン

1. イラン最高安全保障委員会ラリジャニ事務総長がトランプ大統領を挑発、対米強硬姿勢を堅持【HIGH】

イラン最高安全保障委員会のラリジャニ事務総長がトランプ大統領に対して挑発的な発言を行い、対米強硬路線を継続している。 Minkabu FXまたイラン革命防衛隊は「戦争の終結を決めるのは我々だ」と反論し、「攻撃を止めるまでこの地域から石油の輸出を許さない」と主張 Gaitame。中東リスクプレミアムが剥落しきらず、有事のドル買い圧力が残る。

2. ホルムズ海峡への機雷設置の兆候報道【HIGH】

「イランがホルムズ海峡に機雷設置の兆候」との報道があり、中東情勢への懸念がドル円の下値を支える構図が継続。 Gaitame世界の原油輸送の約20%が通過する同海峡の安全保障が脅かされることは、エネルギー価格を通じた円安要因。

3. 今夜の米2月CPI ― エネルギー高騰でインフレ上振れリスク【HIGH】

NY時間に発表される米2月CPIについて、エネルギー価格の高騰によるインフレ再燃が懸念されており、結果次第では158.90円付近の直近高値を試す展開も想定される。 Gaitame本日3月11日に米国2月CPIが発表予定。 Japan External Trade Organization前回1月CPIは前年比+2.4%で予想の+2.5%を下回ったが、足元の原油高が2月データに反映される可能性がある。

4. 157円台後半で買いが出やすい地合い【MEDIUM】

ドル円は海外市場で157円40銭近辺まで下げた後に反発しており、買いが入りやすい地合い。157円台後半では買いが出る展開が想定される。 Minkabu FXテクニカル的にも200EMA(157.809)が機能しており、サポートとして意識されている。

5. 米エネルギー省長官のタンカー護衛言及→削除で市場混乱【MEDIUM】

ライト米エネルギー省長官がホルムズ海峡のタンカー護衛についてXで言及したため原油が一時76ドル台に下落したが、その後投稿を削除し米軍も護衛を否定。 Minkabu FXドル円は結局158円台を回復しており、「情報の出し入れ」で振り回されつつもドル買いに傾きやすい。


🔵 円高圧力ヘッドライン

1. IEAが過去最大規模の石油備蓄放出を提案【HIGH】

IEAが過去最大規模の石油備蓄放出を提案し、2022年のウクライナ侵攻時に放出された1億8200万バレルを上回る規模になる見通し。 AFPBB11日に各国が提案について決定する見込みで、反対がなければ採択される。 Newsweek Japan原油急落はドル安・円高要因。実際に北海ブレントは87.57ドル、WTIは83.08ドルと下落している。 Newsweek Japan

2. 日本GDP 10-12月期二次速報が大幅上方修正、日銀利上げ観測を後押し【HIGH】

日本10-12月期GDPの二次速報は前期比年率+1.3%と、一次速報の+0.2%から予想の+1.0%を上回って上方修正された。 Gaitame個人消費や設備投資の増加率が高まり、内需を中心に回復していることが確認された。 WOR(L)D日銀の追加利上げへの裏付けとなり、円買い要因。

3. トランプ大統領「戦闘は間もなく終わる」早期終結発言【MEDIUM】

トランプ大統領が「戦闘は間もなく終わる」と述べたことで「有事のドル買い」の巻き戻しが進み、ドル円は一時157.27円まで下落した。 Gaitame終戦期待が高まればリスクプレミアム剥落でドル安方向に。

4. G7が石油備蓄の協調放出を議論、原油価格抑制への国際協調【MEDIUM】

G7財務相会合で石油備蓄の放出など必要な対応を講じることで合意。 BloombergG7各国はIEAが調整する石油備蓄放出をおおむね支持しているとのこと。 Newsweek Japan原油の供給安心感は円高方向に寄与。

5. 158円台での介入警戒・戻り売り圧力【MEDIUM】

158円台では介入警戒感も強く戻り売りが出やすいと考えられる。 Gaitameチャート上も159円手前には売りオーダーが残っているとみられ、上値は重い。

6. 通貨強弱で円が最弱→反転リスク【LOW】

過去24時間の通貨強弱分析で最も弱い通貨は円であった。 OANDAただし、最弱通貨からの巻き戻しは一気に来ることがあり、特に今夜のCPI次第でポジション調整の可能性。


📐 注目レベル

レート
レジスタンス2158.68(R2 / チャートピボット)
レジスタンス1158.37(R1)〜 158.90(3/9高値)
現在値158.03
サポート1157.51(S1)〜 157.81(200EMA)
サポート2156.97(S2)〜 157.27(3/10安値)

⚡ 流れが変わる条件(Game Changer)

  • 米2月CPI上振れ(コア前年比3.0%超え等) → 利下げ期待後退でドル急騰、159円台トライ
  • IEA備蓄放出の正式決定+原油80ドル割れ → リスクプレミアム急低下でドル安・円高加速、157円前半へ
  • イラン・米国間で停戦合意または軍事エスカレーション → どちらに転んでも1円以上の急変動リスク
  • 日銀の口先介入or実弾介入示唆 → 158円台定着なら介入警戒が急激に高まる可能性

📊 IMM投機筋ポジション

CFTC Non-Commercial 円ネットポジション(3月4日時点): -16,600枚(前週: +11,500枚から大幅に売り越しに転換) Investing.com

前週のロングから一転して円ショートに振れた。イラン情勢を受けた有事のドル買いでポジションが急変動している。1月には6週ぶりの売り持ち転換が報告されており、投機筋は方向感を失って右往左往している状態。

方向性バイアス: やや円ショート(ドルロング)方向に傾斜 ショートスクイーズリスク: 中程度 ― ネットショート幅はまだ小さく(-16,600枚)、2024年7月の-18万枚規模には程遠い。ただし中東ヘッドラインで急激な巻き戻しは起こりうる。


🔮 今夜の米CPI シナリオ分析

シナリオCPI総合(前年比)予想ドル円想定
上振れ3.0%超158.70〜159.00(利下げ期待後退、ドル買い加速)
予想通り2.6〜2.9%157.80〜158.50(方向感乏しく現水準でもみ合い)
下振れ2.5%以下157.00〜157.50(利下げ期待復活+有事巻き戻し加速)

🐔 ちきトレのひとこと

「コッコッ…中東ヘッドラインで上に下にバタバタ振らされる相場、チキンには正直キツいコケ。今夜のCPIまでは方向感ゼロ。ここで無理にポジション取るより、CPIの数字見てから5pips抜いてサッと逃げるのがチキン流。損切りだけはタイトにね、コケーッ!」


参考:外為どっとコム、Bloomberg、日経、ロイター、みんかぶ、OANDA、AFP、CFTC 等

 



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